ハワイのフリーペーパー「日刊サン」に掲載された「ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育」の連載をアップしています。


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育 vol.14

今年3月に引っ越してきたばかりのハワイ新参者、Renee’s Music School の講師の中野成将(シゲマサ)です。僕の音楽の旅は2011年、ポケットに十万円を握りしめ日本からNYへ渡米したところから始まりました。成田空港で友達や家族に見送ってもらい、機内では母が作ったおむすびを食べ、新世界に対する期待と不安で一睡もできませんでした。

 

12時間後、飛行機はNYへ到着。憧れ続けた自分にとって“音楽の聖地”アメリカ。その大地を初めて踏みしめた時の胸の高鳴りは今でも忘れられません。 2月のNYは、東京とは違う肌を突き刺すような寒さ。なんとも幸せなことに、小・中学校の同級生が空港まで迎えにきてくれ、その後1カ月ほど彼の家にお世話になりました。

当時は仕事のツテなど何もなく、どうやってお金を稼ごうかと早速マンハッタンをうろうろしてみました。東京の2倍以上の高さのビル、ブロードウェイの眩しい看板、街に渦巻くエネルギーに圧倒されました。地下鉄では沢山のミュージシャンが演奏をしていて、目の前のギターケースには沢山のお金が入っていました。「これだ!」と思い、次の日にはギターを抱えてTimes Square 42nd Streetで演奏をしてみたのです。

ニューヨーカーはとても冷たく、評論家気取りの人が多いと聞いていたので、内心はとても緊張して、膝がガクガク震えていましたが、慣れた素振りでギターケースを開け演奏を始めてみました。後でわかったことなのですが、ストリートパフォーマンスは場所が命です。僕が始めた場所は全く収入の見込めない最悪な場所でした。

なかなかお金が投げ込まれません。「はあ、ダメかな・・・」そんな風に思い始めた時に、ビジネスマン風のスーツの方が1ドルを入れてくれました。心がパッーと明るくなり、暗い、臭い、汚いNYの地下鉄が一瞬にして薔薇色に変わったのです。 さらにとても嬉しかったのは、お金を入れるときに「Thank You」とか「Beautiful!」とか、言葉をかけてくれるのです。

NYの人々は音楽にきちんと敬意を払ってくれ、優しく、心が救われ、癒されました。「音楽は世界共通言語」などとよく耳にしますが、僕も実感を持ってそう感じます。英語が片言の中で沢山の友達ができたのも、音楽が繋げてくれたのです。 ある日、僕が42ndで演奏していると、ボロボロの服を着たおじさんが、ずーっと聴いてくれていました。

彼の名前はポップ、68歳のホームレスでした。彼は1曲演奏が終わるたびに、チップをくれました。「もう結構です、ありがとう!」と伝えても、「たかがお金じゃ」とチップをくれ続け、断る僕とお金を無理やり渡してくる彼とのやり取りはまるでコメディのようで、電車を待つ人達にも笑顔がこぼれていました。しまいには$20以上になっていましたが(笑)。 別れ際に「おぬしの音楽は人を幸せにするのぉー!これからも辞めるでないぞ!」と言いながら、大きなカートをゴロゴロと引いて去っていきました。僕はその大きな背中に一礼をして見送ったのでした。 億万長者からホームレス、人種の垣根もなく、音楽によってみんなが繋がることができます。そして、年齢も関係なく、音楽はいつ始めても遅いということはありません。

皆さんもRenee’s Music Schoolで僕達と一緒に音楽の旅に出ませんか?きっと素晴らしい出会いや発見が待っていますよ。 (文=中野成将)


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育 vol.13

あるビジネス勉強会の世界大会があって久しぶりに日本へ行ってきました。世界各国から大勢の参加者が経営哲学について勉強をするために集まりました。 経営の勉強のつもりでいましたが、実際に学んだ事はそれだけに留まらず、もっと奥が深く、人生そのものを学んだ気がします。

 

仕事の目的も人生の目的も結局は同じ。日々心を磨いて高めて、世のため、人のために生きる。人は誰しも完璧ではないが、より良い人間になろう、より周りの人のために尽くそうと努力を重ねることが大切なのだと、再確認させられました。

私は周りの人の幸せを第一に考え、思慮深い行動をしているだろうか?私利私欲にとらわれ、損得勘定ばかりで物事を判断していないだろうか? そんなことを見つめ直す貴重な時となりました。

教室に通われる生徒さんやそのご家族、教室で働く先生や従業員の皆さんを幸せにする為にどんなことができるだろうか? 生徒達のピアノや歌、バイオリン等、楽器や音楽を教えて上達させるのは当たり前。その質の高さを求められるのも当然。

また講師陣、従業員らへ十分なお給料を払うことも大切。同時に十分な休息を与えるのも必須。 ただそういった物質、物理的な部分のみでなく、それ以上に大切なのが心理的な安息や充足感、そして幸福感であって、それらをしっかりと与えてられているか、そこが肝心なのです。

皆が幸せになるには、各々が与え合って、努力しあって、助け合って、成長し合う。それが理想と思いますが、まずは自ら始めないと何も始まらないと思います。

自分が変われば相手も変わる、そして周りも変わり出します。自ら他人を愛し、優しくし、与えていく。そこから全てが始まるのでしょう。 笑顔で親切に、思いやりを持って接し、心から喜んで手助けする。時にはただそばにいて相手の気持ちに寄り添う。普段からそんな風にできているだろうか?

時には本人のためと思ったなら、嫌われ役を買ってでも、厳しい意見や忠告をも伝えることができる。そんな関係をも築けているだろうか?

そのように生徒にも、親御さんにも、また講師達にも真剣に、真正面から愛情を持って接し、その愛の大切さを伝えていければ、教室も社会も、世界も平和になり、そこに存在する人類、動物、生き物皆が幸せになれる。そう強く信じています。

その夢を果たすために、日々努力と実践を続けて行きたいと思います。 今回はいつもお話ししているような具体的な幼児教育の手法等からは少し違った観点から書いていますが、何を誰に教えるにしても教える内容だけが大切なのではなく、そこに真剣な思いや愛情がなくてはダメだとお伝えしたかったのです。

心があってこそ人間は育ち、成長し続けていく生き物なのですから。


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育 vol.12 (07/12/2019に記事にされたものです)

4th of Julyのお祭りも終わり、夏休みも真っ只中、 皆さんいかがお過ごしですか? 私たちの音楽教室では夏休み中で帰省している生徒が多い中、カハラモールのセンターステージでサマーコンサートを開催しました。

通常の発表会に比べると出演した生徒数は少なかったですが、内容は充実したものとなりました。演奏者たちと講師陣も一致団結し、素晴らしい時を過ごすことができました。親御さんや観客の皆さんにも、きっとご満悦いただけたのではないかと思います。 私たちは一年を通して3回~4回発表会を行います。

その他にもオーディションテスト、ピアノ検定試験、コンペティション、各種音楽イベント等も行っているので、一年中大忙し。忙しい思いをしても、このような行事を多く行う理由は、生徒のモチベーションを大きく引き上げ、より一生懸命練習に励んでくれるようになるからです。発表会を通し、とても進歩、上達していきます。

ですが、それだけではなく、まず私が「楽しい!」からというのが大きな理由です。 企画する段階から準備中も、そして本番直前も、本番中もとにかく楽しい! 生徒たちの顔がイキイキし、笑顔が絶えず、熱心に挑戦している姿に、やり甲斐を感じます。そのため、練習量も増え、真剣さが増し、ワクワクやドキドキが持続するのです。

そして何よりのご褒美は、終わった後の充実感、感動、満足度ですが、これは他に比べようがありません。爽快な気持ちで心も身体も晴れ晴れとしていきます。 実際に出演、演奏された生徒達にとっても、間違いなく同様の作用、効能があると信じています。彼らの嬉しそうで、満足げな顔つきを見ると、多くを語らずとも、素晴らしい感動を受けたのだろうと察しがつきます。

イベント自体の規模の大小にかかわらず、成長度、充実感はとてつもなく大きな感動経験となり、その後の人生の大切な糧になっていくでしょう。しっかりと脳裏や心に記憶され、長い人生の途中で、迷ったり、つまずいたりする事があっても、その都度、自らの過去の経験を生かし、困難を乗り越え、立派な人間に成長することができるのです。

生徒の親御さんは、たかが小さな発表会と思わず、精一杯サポートし、練習に連れて行き、リハーサルなどを通して演奏を聴き、頑張りや努力を目いっぱい褒めてあげて下さい。 それが子供たちにとっては一番の贈り物です。その子の心の中の一番大切な物になるのです。いっぱい褒めて励ましてあげて下さいね!


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育Vol.11

さあ~、夏休みも真っ盛り! 私たちの教室の生徒さん方も、すっかりバケーションモード。日本へ帰省、メインランドへレジャー旅行へと続々と出発しています。楽しみにしていた夏休みですので、思う存分エンジョイして欲しいです。

しかし同時に、気をつけてもらいたいこともあります。今まで頑張って覚えた曲を忘れてしまったり、せっかく弾けるようになった箇所が弾けなくなってしまったり、やっと上達して得たスキルが元に戻ってしまったり、お休みモードと共にモチベーションが低下してしまったりするのは、とても残念なことです。

夏休み明けにテクニックや音楽スキルを取り戻すのも、忘れてしまった曲を思い返す時間や努力はもったいないですよね。

アメリカの学校で言われる「サマースライド」という言葉をご存知でしょうか? カリフォルニア州のある大学が、長い夏休み中に勉強をする子としない子では、学力の向上に大きな差が生まれるという研究結果を発表していました。この差は毎年積み重なり、学年が上がるにつれ、ギャップがどんどんと大きくなってしまうのです。気づいた時には、取り返しがつかない状態になってしまうので、恐ろしい話ですよね。

たっぷり時間のある休暇中も、お子さんの1日の時間の使い方をきちんと考えましょう。毎日の生活にお勉強と音楽の時間を組み込んだスケジュールを作ってみて下さい。夏休みにグンと差が出るのです!

学校がお休みで、脳がリフレッシュできる夏休みは、音楽スキルの向上にとってチャンスのタイミングです。音楽スキルを学ぶことが学力向上と密接な関係があることは脳科学では有名ですね。

メリハリのある生活習慣が、一番大切です。現在では、遠く離れていてもオンラインで学ぶことも可能な時代です。私たちの教室でも、遠くへ行っている生徒さん方に向けてスカイプやフェースタイムなどを利用して、オンライン上でピアノやバイオリン、さらにドラムのレッスンなども行っていますし、持ち運び可能なキーボードの貸し出しなども行っています。最新のテクノロジーをうまく利用して、高画質・高音質で普段のレッスンに近い授業を受けられれば、生活リズムを崩さずに継続することができますね。

人間的にも音楽的にも成長できる夏休み。いつもと違う環境での新しい体験、みずみずしい感性、そしてフルパワーで音楽に向き合うことができると、演奏はどんどん変わっていきます。感動したこと、体験したこと、全てが音楽に表れてくるのです。音楽は生き物です。色々な体験をどんどんさせて、感性を磨いてあげてください。夏休み明けに驚きの結果がでますよ!


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育Vol.10 「音楽する人格」を目覚めさせる

今回は、なぜ音楽が人間の能力を最大限に引き出していくのかを深掘りしてみようと思います。

人間は、実はとてもシンプルで、人の脳も五感も精神もすべて音楽に「反応」するように作られて、生まれてきています。0歳の新生児から90歳、いえ100歳代のお年寄りでも人間のライフスパンのスタート地点から最期の一瞬まで、人は音楽を楽しみ、音楽に寄り添い、様々な感情が浄化され、希望をもらい、積極的に関わろうとします。落ち込んでいるときに「あっ!これはまさに今の私だ~」と歌詞に辛い時期を生きる力をもらったり、また、ふとしたメロディや歌詞が心にずっと響いていて、何百回とその曲を聞いてしまったり。なぜか分からないけど、どうしても好きで好きでたまらない歌や曲が、必ず何曲かあるはずです!

こんな風に我々は音楽と密接でパーソナルな関係を持ち、それは人生のどんな時でも途絶えることはありません。“自分の中の何か”が揺り動かされ、強く音楽と共鳴しているのを感じる人も多いと思います。そしてこの強く音楽と引き合う力が、皆さんの中に眠っている能力をグングン引き出していく大きな魔法の力になっています。幼児、お年寄、また発達や知能に障害のある子ども達からも、それはそれは素晴らしい能力を見つけて引き上げてくれるのです。

特に幼児教育において音楽はとても重要視されています。これは、この音楽と引き合う力を使って、「音楽する人格」を幼児期から育てることに繋がっていくからです。音楽と積極的に夢中で関わり合っているとき、例えば、音楽アクティビティに参加したり、楽器を弾いたり、などを指しますが、いつもの自分を超え、音楽をする自己が最大限に引き出されている瞬間なんです。 「音楽する人格」が前面に出ている状態の時、人は音楽を美しいと思う感性、メロディに共感し奏でたいと思う欲求が生まれ、様々な日常の雑音がマインドから消えて、音楽と一つになる体験に近づいていきます。特に我々の音楽療法アプローチ(Creative Music Therapy)ではこの状態を“音楽する人間”と呼んでいますが、こういう音楽に夢中になっている瞬間、子ども達は、普段のふざけていたり、グズグズした甘えん坊さんとは異なる少し大人びた真剣なハッとする表情を見せることがありませんか?これは、一人ひとりの子どもの中に眠る、「音楽する人格」が目覚め、成長しようとする瞬間だからなのです。この音楽している瞬間にスッと入れたとき、子どもは複雑な音楽のダイナミクスを瞬時に理解し、そして音楽的に反応することにより、音楽能力だけでなく、様々な能力が複合的にじっくりと育っていきます。

全ての子どもの中に眠る能力、そして音楽する人格、幼児音楽教育で引き出して見ませんか?


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育Vol.9

アロハ~! 今回は、教室で、子どもに対して「少し厳しすぎるかなあ?」という親御さんについて書きたいと思います。

100人の生徒さんに関わると、約10名前後の親御さんは、子どもに対してかなり厳しい傾向にあるように思います。ややうるさい、ちょっとやかましいなどのレベルを含むと約半数に達します。厳しさの程度の軽い方達には色々なアドバイスをして、子ども達への態度、対応は改善していくことができるのですが、とても厳しい方達は、子どもが不憫だなと感じてしまうことが正直なところです。

厳しい親御さんは、きつい目つきや表情、荒々しい仕草、時にはレッスン中であろうと、足や手、さらには頭や頬を叩くこともあります。(私は癇癪、暴力は大反対ですが、そこではできるだけ冷静になってもらえるよう、ゆったりとお話をするようにします・・・) そういう方達は、叱ることで躾や教育がスムーズになると信じている傾向が強いです。しかし私の経験からすると、厳しい態度で命令したり、感情的になって怒鳴っても、効き目があるのはほんの一瞬。怒られると怖いからその場しのぎで言うことを聞きますが、本心で勉強をしたいわけでも、従いたいわけでもないのです。そのようなやり方は長続きしません。結局は、自分がやりたい、知りたい、学びたいと思わないと伸びないのです。

そこで、子ども達や生徒達がぐんぐん伸びる方法のヒントを、以前読んだ実験記事からシェアしたいと思います。

アリを深い穴に入れて、そこから上まで這い上がってこれるように道を作りました。ここで問題です。

次の3つの中で、アリのグループが一番早く上まで登ることができたのはどれでしょう?

1.  正しい道に砂糖を置いておく。

2.  間違った道に電流が流れるようにしておく。

3.  正しい道には砂糖、間違った道には電流が流れるようにしておく。

答えは1)の正しい道に砂糖を置いておく、だったそうです。③を選んだ方もいたのではないか思いますが、一度でも電流にぶつかると、怖くてもう上へ行く努力をやめてしまうのだそうです。2,3のやり方に心当たりのある方は気をつけて下さいね。電流のような攻撃型、感情的な命令口調や叱咤、暴力は一切不要なのです。

この実験が、人間の子育て全てに当てはまるとは言いませんが、私はこの結果にかなり共感しています。子どもは努力している時や上達した時に、それを認めて褒めてあげると、目を輝かせ、満面の笑顔でより頑張ろうと情熱を燃やします。決して「お砂糖=キャンディー」を与えるのがいいと言っているのではありません。また困ったり悩んでいる時に、話を聞いたり、ただ寄り添ってサポート役に回ってあげると、安心して心を開き、自分の力で前進しようと、努力を再開するでしょう。

もしあなたが、子育てにつまずきそうになった時、このアリさんのお話しを思い出してもらえたら嬉しいです。


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育Vol.8

アロハ~! 音楽には沢山のベネフィットがあり、デメリットが全く無く、万物に効く特効薬のようなものだとお伝えしました。今回は教室に来られるご高齢の生徒さんのお話をシェアしながら、具体的に紹介していきます。

70、80歳代の生徒さんも多く、中には90歳近いご高齢の方もおられます。一昔前では80代の方でピアノを演奏されていた方はあまりお見かけしませんでしたが、最近は痴呆症などの予防になることもあり、かなり増えてきました。皆さんとてもお元気で本当に驚かされますよ。

車の運転が大変な方には出張レッスンに伺うこともありますが、分厚いベートーベンソナタ等の重い楽譜を持って、不自由なく通われています。毎週お会いする度、満面の笑顔で嬉しさと輝きに満ちている方もいらっしゃいます。「今日のレッスン日を一週間楽しみにしてたのよ』と、練習してきた曲を披露する時が至福のようです。

この方のご主人は魚釣りが好きでアラスカへご夫婦で旅行されるのが毎年恒例行事になっているそうですが、奥さまはその旅行が嫌で仕方ないそうです。ピアノを弾くのが三度の食事よりも好きな彼女にとって、何日もピアノがない環境にいくことがとても寂しいのだそうです。そんなことをいかにも泣き出しそうな顔で悲しそうに話してくれるものだから、ついつい私も、ほくそ笑んでしまうんです。真剣に教えている相手が、そこまで練習に惚れ込んでいてくれることがとても嬉しいから。この方は欠かさず毎日2時間ぐらい練習してきてくれます。ご高齢ですが、指もかなり早く動きます。7、8年前にレッスンを始めたときから、テクニックも音楽性もかなり上達してきました。ショパンでもモーツァルトでもお茶の子さいさいで精力的に弾いてくれます。

精神的にはいつも穏やかで、優しく、親切、コミュニケーション能力が高く周りの人たち皆さんから愛されています。お月謝や、その他楽譜等の支払いに関しても今まで1セントの狂いもなく、1日たりとて遅れたことなどもなく、素晴らしい計算力、記憶力、集中力、判断力を発揮し続けています。

これは、もちろん本人の元からの資質もあると思いますが、私は彼女がピアノを心から楽しみ、熱心に練習をし続けている成果だと強く感じています。今言った“心から楽しむ!”ことが、何事をするにも大変重要なのです。これが最大限の結果を導くキーだと言っても過言では無いでしょう。

コラムを読んでいる皆さんにも、音楽を心から楽しんでもらいたいと思っています。脳や身体に刺激を与え、活性化し始めますよ。同時にストレスや辛いことからも癒されて、心地良い興奮を味わえ、活動力や記憶力、自信までもが向上できるようになります。こんなにたくさんのベネフィットを受けながら日々を過ごせたらどんなに素晴らしいことかと思いませんか?


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育Vol.7

アロハ~!前号では幼児音楽教育がその後の人生の決め手になるほど重要だと伝えしました。

万が一、早期の音楽教育を逃してしまった方々にも朗報があります。まだ取り返しのつく方法が幾つも残されているのです。

6、7歳までに音感の訓練を始めないと絶対音感は付きませんが、“相対音感”を身に付けることは可能です。相対音感とは与えられた特定の音と比べて、音程が高いか低いか、どのくらい離れているか等で次の音を判断していく音感のことを言います。こんな風に何かを時期的に逃してしまってもあまり心配しないで下さい。大きくなってからでも、大人になってからでも、または高齢になってからでも音楽を学ぶことでのベネフィットは驚く程たくさんあります。

音楽を聴くとリラックスできますよね。音楽には人の心を癒したり、意欲を奮い立たせたりする効果があるのは皆さんも体験済みでご存知だと思いますが、他にも脳を活性化させるなど、メリットがたくさんあります。音を聴いた時、脳は一部だけではなく、脳内の色々な部分が一斉に働き出します。前頭葉、側頭葉、小脳、基底といった脳内のそれぞれの部位が、音の高さを聞き分けたり、リズムを感じたり、歌うことに反応したりしながら、活動し、伝達しているのです。

こんな風に脳のあらゆる部分を一度に活動させるのですから、理解力や集中力や記憶力が非常に良くなるはずです。またリラックスしている時には、アルファー波と言う脳波が現れますが、それが緊張をほぐしたり、ストレスを軽減させてくれたりします。痛みを和らげる効果もあるので、癌患者の痛み緩和や術後に音楽を聴かせるのも苦痛の軽減に繋がります。

その他にも、ピアノや他の楽器を演奏したり、リズムに合わせて踊ったり、歌ったりすると、自己表現が思うようにでき、それが自信に繋がり、精神にもとても良い影響を与えます。練習した後や、演奏会後の満足感も格別です。そのお陰で周りの人とのコミュニケーションもスムーズにできるようになり社会性が増したりもするのです。

そのため、発達障害のあるお子さんや、認知症のお年寄りのケアにも最近では音楽療法が頻繁に使われるようになりました。またてんかん発作、脳梗塞やパーキンソン病の方のリハビリ等にも取り入れられているようです。

ここに紹介した以外にも音楽の効能は本当に多く、その効果は想像をはるかに超えて大きいです。音楽はベネフィットばかりに恵まれていて、デメリットが全くなく、万物に効く特効薬のようなものだと私は信じています! 皆さんもそう思いませんか?


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育Vol.6

アロハ~!幼児音楽教育を早く始めるメリットを理解していますか?何から何まで、ありとあらゆるものに素晴らしい効果があって、ただ驚かされるばかりです。

音楽を学ぶと頭(頭脳)が良くなる事は皆さんご存知だとは思いますが、頭脳といってもIQ(知能)だけでなく、EQ(感情知能)やHQ(人間性知能)も非常に高くなります。それが所以か、東大やハーバードなどの有名大学合格者の大多数はピアノを習っていたという統計にも納得がいきます。

IQが上がれば、学校の成績も上がり、よって良い会社や企業に勤める可能性も高くなります。またEQが上がれば、自分の感情を上手くコントロールしたり、周りの人の感情もしっかりと察することができ、人間関係や仕事関連の事がスムーズに回るようになります。さらにHQまで高まれ

ば、より良い判断や行動が取れるようにもなります。音楽の演奏を通して、こんなにも様々な能力が養われていくのです。

楽譜を読むだけでも簡単ではありません。さらに弾いている先の音符も見ながら、どのように展開するかを想像し、それを音楽的に正確に右手と左手10本の指を使って演奏します。左右の足でペダルも操って、ページもめくり、全身を使ってリズムをとり、拍も感じ、そういったことを自分の奏でる音を聴きながら行うのです。頭の天辺から足の先まで全身フル回転していることがおわかりになりますね。

想像力、記憶力、集中力、創作力、表現力等、数え切れないほどの能力を使いながら、脳を刺激し続けます。その上、心の中では常に質の高い葛藤をしているのです。ひとつの音を奏でるのにも、いかに人間らしく、芸術性豊かな表現をしようと自問自答しながら心を磨き、演奏能力を高めていっているのです。まさに『全身全霊を打ち込む』とはこういうことを言うのだと思います。こんな複雑な勉強や訓練など他にあり得ますでしょうか?

ピアノなどの音楽レッスンを受けた後はIQスコアがしっかり上がっており、それがその後も長時間持続するという測定結果があります。これは、音楽以外の習い事の後では見られないようです。その他、情緒が安定する、集中力が養われることはもちろん、運動神経までも良くなるとの研究発表も出ています。早い時期に音楽を始めた人ほど、短い練習時間でもすぐに運動能力を習得することができるようです。

このように良いことばかりの幼児音楽ですが、効果は決して一時的なものでなく、早期に始めることにより大人になってからも、より「幸せ度の高い人生を送ることができるようになる」ことが最も素晴らしいことだと感じています。もしまだご存知でない方がいらしたら私は声を大にして幼児音楽教育とは、『生涯通して、最高の宝』を与えてくれるものなのだと、伝えていきたいです。


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育Vol.5

アロハ~!

『子供が家で全然練習をしないんですけど・・・』という質問をたまに受けます。練習したくなるような環境作り、または褒め方、しつけ方をしていますか? 私自身は厳しく言われたり、怒られたりすると、聞く耳を全く持たないばかりか、逆にやる気をなくしてしまうタイプだったので、自分がされて嫌なことは他人にも押し付けないようにしています。子どもはもちろん、大人だって認められたい、褒められたいという気持ちがありますよね。その子の良い所をしっかり見つめて、認めて、褒めてあげると、とても良い気持ちになり、心を開いて、人の言葉にきちんと耳を傾けるようになります。

それが私の実行している『魔法の褒め方テクニック』の一つです。ピアノを教える時、必ず最初の一回はじっと静かに聴きます。その際、言葉を何も挟みません。演奏が終わったら、まずは良かった点を全て正直に褒めます。間違っても、直してもらいたい所からは言いません! 少し大袈裟でも、しっかりと褒めるのです。でも“正直に”がミソで、嘘を言ったり、“気持ちもここにあらず”で褒めたふりをしてもダメです。本当に良かった点を見つけ、心から感動して、本心から伝えるのです。だから最初に演奏を聴く時の、私達の心構えが大切です。素晴らしかった所に気づけるように神経を集中させないとね。

さて聴いてあげた後の褒め方も、これまた難しいのです。「上手いねえ!すごいね」、「百点満点!一番だね」などは、あまり上手な褒め方とは言えません。相手の気持ちを一時的に良くすることはできますが、その場限りで持ち上げるのではなく、自信に繋がり、また練習や努力がその後もずっと継続できるような励みになる言葉や態度が大事なのです。

例えば、小さいお子さんだったら、ぎゅっとハグして一緒に喜び「頑張ったねえ!この間できなかったお指がちゃの形も綺麗になって。この1週間おうちでいっぱい練習してきたのかな? 先生のお話しちゃんと聞いて直してきてくれたのね。先生は○○ちゃんのそういう一生懸命頑張ってくれる所が立派だと思うし、大好きよ」みたいに伝えます。このようにただ漠然とではなく、何がどう良かったのか具体的に伝えてください。こうして褒めた後ならば、例え厳しいことを伝えるにしても、不思議な程ポジティブに受け止めてもらえるのです。

さらに大事なポイントは、結果ではなく、そのプロセスを褒めることです。クラスで一番だった、点数が良かった、賞を取った、とかそういう結果だけを褒め続けられると、次第に下に落ちる怖さなどから次のチャレンジを避けるようになり、実は将来伸びなくなってしまうという統計が出ています。逆に努力過程や前向きな姿勢を褒めてもらった子ども達は、自ら勉強や練習に励むようになり、成績も伸び続けていくようです。

皆さんも“魔法の褒め方テク”をぜひ実践してみて下さいね!


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育Vol.3

アロハ~!

前号では、胎教で聴かせていたバイオリン協奏曲を、その子が3歳になった時初めてバイオリンを手渡すと、習った事もないその曲をいきなり一人で弾いてしまったスーパーキッズの話をしました。毎日お母さんがかけてくれていたCDで、その子は自然に絶対音感も身についたという実例があります。

通常、赤ちゃんは喋れないから「教えても無駄だわ」と言って諦めて放っておかないですよね? まだ喋れないうちから、「ママですよ~!」「パパどこですか~?」とか毎日顔を見る度に話しかけますよね? その繰り返しで言葉を覚えていきますね。日本語の他にも英語でも話しかけたり、英語の学校に行かせたりすれば、程なくして英語も身についてしまいますね。今やバイリンガルやトゥリリンガルなんて、そんなに珍しくなくなってきました。

私達音楽の達人も、小さい頃から毎日ピアノを弾いたり、ソルフェージュを歌ったりしていたものだから、自然と絶対音感がついています。絶対音感ってパッと一回聴いただけで音程がドレミでわかってしまう能力です。完璧に近い絶対音感から、曖昧な絶対音感の持ち主までいますが、ほとんどの絶対音感の持ち主は、それを最大限フルに生かして人生を楽しんでいます!

テレビや映画で一回聴いた曲でも、同じ調子で歌えたり、楽器で弾けたり、しかもそれを違うキーに移調できたり、転調させたり。聴いた曲を楽譜に起こすのもお茶の子さいさい! 毎日の生活音もドレミで聴こえる時もありますが、楽しいですよ! それが邪魔になって苦しいなんて聞いたこともあるけれど、それはごく稀なケースです。ぜひ第2外国語、第3外国語を習うように絶対音感も身につけてしまいましょう!でも実は絶対音感を取得できる年齢には上限があるということなんです。とっても残念な事実ですが、7歳を過ぎてから訓練を始めてももう遅い…(涙)。なのであなたの周りに、もし小さいお子さんがいたら「早く習わせてあげて下さい!」とお勧めして欲しいです。

以前はよく「ピアノ習わせたいんですけど6歳頃まで待った方が良いですか?」とか「うちの子まだ4歳なんですが早過ぎますよね?」とか問い合わせがありましたが、そんなこと心配している間に期限が切れてしまうのです。生まれたての赤ちゃんから是非通っていただきたいです。

音楽の達人の手にかかると不思議なくらい見事に、一人ひとりの才能を引き出すことができます。音感も、リズム感も、譜を読んだり書いたりする力や、演奏する能力も瞬く間に伸びていきます。子供はみんな天才! 後はどうやって親御さんと私達がその才能を見つけて育てていくかにかかっています。

ここで「私達音楽の達人の手にかかると」と言わせてもらったのには訳があって、才能を引き出すには、ただ単に楽器を買って与えておけば良いのでなく、また、ただ単に音楽を流しておけば良いのでなく、個人にあった教え方というのがあります。それを見極めて正しい方法で教えていく。それが「達人の技!」と言われるものなんです。

さて次号では具体的にどうやって子供達の才能を引き出して伸ばしていくかの、その「達人技」の数々をご紹介していきますね!


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育Vol.2

アロハ~!

前回は、私が幼い頃に実体験した、厳しかった英才教育ぶりをお伝えしましたが、幼少時のお勉強や習い事、私自身は反対ではありません。

むしろ大賛成!! 若い頃、一生懸命勉強して良かったなあ、ってつくづく感じますよ。ただし、その子に合ったやり方を見つけなくてはいけません!上手くいけば、とてつもなく素晴らしい能力が身につくだけでなく、その子の生涯を通しての人格形成にも非常に大きな影響を与えることができます。

例えば、お父さん、お母さんから望まれないで生まれてきたり、妊娠中も無視し続けられたり、生まれてからも抱っこなど愛情表現をしてもらえなかったりすると、ベビー達は“寂しい症候群”にかかってしまいます。泣き声もろくに上げず、おっぱいを吸う力もなく、病気にかかりがちになってしまったり、あまり笑いもしない。そういうことが、お母さん達はさらに、その子を愛せないというループに入っていってしまう・・・不運にもそのような幼少期を送り続けると、その後長い年月をかけて修正していっても、なかなか幸せいっぱいの人生が送れなくなってしまうケースがよくあります。(涙)

反面、最初にお母さんのお腹の中に宿った時から、お母さんが優しい声で話しかけてあげたり、楽しい歌を歌ってあげ、気持ち良く手で撫でてあげたりするだけで、それはもう立派な幼児教育が始まってると言えるでしょう。赤ちゃん達は、しっかりお母さんの声を聞き、歌に耳を傾けリズムをとったり、体を動かしたりしてるんです。たった20週目の胎児でも、お腹の中で手を叩いてリズムをとっているのがウルトラサウンドで目撃された事実もあります。

お腹の赤ちゃんの頃から、毎日欠かさず聴かせていたヴァイオリン協奏曲を、3歳になったときにヴァイオリンを持たせたら、楽譜も読めないのに、その曲を全て演奏できてしまったという人にも会った事もあります!! たったの10カ月間音楽を聴かせていたら、それを楽器で全て演奏できるようになるまでの能力がついてしまうのですよ! そういうラッキーにも素敵な胎教を受けてきたベビー達は、生まれた瞬間からもうすでに天才児! のたまごちゃん達なのです。楽しみですよね!

以前は非常に稀な才能とよく言われていた絶対音感も、6歳までに始めれば数カ月から数年の訓練で誰でも身につける事ができるのです。

幼児教育の大切さ、素晴らしさを十分お分かりいただけましたでしょうか? さあ、これから先、いや今すぐに、私達の、そして周りの子供達に何をしていってあげたら良いか一緒に考えていきましょう!


ハワイの教育コラム|カリスマ音楽教師リネー先生の人生が決まる!? 大切な幼児教育Vol.1

はじめまして! リネーです

このたび、初めてコラムを載せていただくこととなりました、「Renee’s Music Studio」のオーナー兼音楽教師のRenee Rie Teruyaです。リネー先生、またはリエ先生の愛称で、ハワイの大勢の生徒さんたちから慣れ親しまれています!

まずは私の生い立ちからお話しますね。

私は生まれも育ちも東京のど真ん中。小さい頃からピアノに声楽、お勉強に精を入れて取り組んできた、いわゆる英才教育、お受験社会の中で揉まれて育った一人です。くる日もくる日も、雨の日も、病の時も、厳しく勉強と練習をさせられたものでした・・・(苦)。ラッキーなことに、とても良いセンスの持ち主だったのか、ちょっとの勉強や練習で、大体のことが人並み以上にできてしまっていたので、周りの人もつい、“出来心(?)”で盛り上がり、それだけならまだ良かったのですが、そのうち炎が燃え上がり、いつの間にか「お受験大炎上!!」状態へ・・・となっていったように思います。

先生方や家族も必死で戦い(サポートと呼ぶべきか否や?)、その甲斐あってか(?)、希望していた有名音楽大学の附属中学校に、とてつもなく素晴らしい成績で入学することができました。これで「めでたし、めでたし」と思いきや、そんな簡単には終わりませんよね。

幼少期のとてもとても大事な時期に、槍が降ろうと、高熱で唸されようと、ピアノとお勉強にだけ勤しんできたのです。 外に出て、蝶々や虫を追いかけ、お花を摘み、週末にはキャンプへ…そんなことが本来、とても大事だったはずですよね・・・(うっ・・・涙)。学校から帰るとお母さんがおやつを用意していてくれて、夜は一緒に絵本を読んでくれて・・・(おお、また涙・・・)。そういうことは少ししかなかったもので、そんな生活に憧れていました。お勉強、ピアノのお稽古の比重があまりにも大きかったのです。でもね、幼少時のお勉強がダメ、習い事がダメと言っているのではありません。ただバランスが大事だなあ~と思います(つい愚痴のようになってしまいました)。バランスについては、またの機会にお話ししましょう。

私が言いたいことは、むしろお母さんのお腹の中に宿ってから、6、7歳頃までの幼少期こそが、家庭で過ごす幼児教育がものすごく大切な役割を果たすということなんです。その子に合った時期と方法で、しつけや教育をきちんと行えば、その子の一生を決めるほど大きな影響を与えるのは間違いありません。適確な教育を受けた子供たちには、成長過程においても大人になってからも、素晴らしいことが起こっていきます。学業成績が良いだけではなく、人間関係、社会生活、健康・精神面においても、健全で安定、成熟した思考を持った成人へと成長していくのです。

初回のお話が少し長くなりましたので、続きは次回で!



著者プロフィール:レネーリエてるや Renee Rie Teruya 『カリスマ教師、リネー先生』ことRenee’s Music Studioのオーナー・音楽教師。東京出身。国立音楽大学附属音楽中学校、同高校、同大学卒業。30年以上前にハワイへ移住、二人の女児の母。 アメリカ国内外の著名音楽大学への合格者、大きな世界コンクールでの優勝者等も多数輩出させている。同時に、赤ちゃんからシニアまで幅広い世代の人に 『音楽の素晴らしさ』と『愛と優しさ』をも伝える。